日本橋にある貨幣博物館はご存知でしょうか?
日本にあるお金の歴史がを学べたり、一億円の重さ体験ができてしまう博物館です。
今回は日本のお金の歴史を学べる貨幣博物館をお土産や見どころと共にご紹介いたします。
日本橋にある貨幣博物館とは?
日本人なら誰でも一度は使ったことがある「お金」。この「お金」の歴史が学べてしまうのが日本橋にある『貨幣博物館』です。
そもそも現代の紙幣や貨幣になるまでにその時代時代に合わせた様々なお金の形があり、古代から現代までのお金がどのような変化や進化を辿ってきたのかを時代の流れと共に学ぶことができます。
しかもこちらの貨幣博物館は無料!
無料とはいえ、貨幣博物館は有料でも良いくらいお金の歴史の勉強になる内容になっていますので、ご興味がある方はぜひ本記事をご参考くださって訪れていただければと思います。
ちなみに展示室内は撮影禁止になっているのでご了承ください。
新しい日本銀行券の特別展示
貨幣博物館では、2024年に発行される新しい日本銀行券をテーマにした特別展「新しい日本銀行券2024 — 匠の技とデザイン —」が開催中です!
開催期間:2023年11月2日(木) 〜 2024年9月8日(日)
この展示では、新紙幣のデザインや製造技術にスポットライトを当て、最新の偽造防止技術の進化とその歴史も詳しく紹介されています。
来館者は、紙幣の安全性をどのように高めているかを理解することができます。
音声ガイドの利用が可能です!
実は貨幣博物館では常設展示をより深く楽しむための無料音声ガイドが提供されています。
スマートフォンやタブレットを利用して、展示品に関する詳細な説明を聞くことができ、訪れる観光客にとって非常に便利な機能となっています!
貨幣博物館に入館!
貨幣博物館は1階が手荷物検査場、2階にはお土産売り場と映像コーナー、そして貨幣の展示室があります。
手荷物検査の方法は空港でやる方法と全く同じで荷物と自分をそれぞれチェックにかける方法です。
2階に上がったところすぐに石貨が設置されているので、早速貨幣の歴史がスタートする雰囲気が感じられるようになっています。
映像コーナー
昔の人たちがお金にまつわるどのような仕事をしていたかが見られ、時間も10分ほどなので短く見やすいです。
登場するキャラクターには声がついており、絵だけで見るより当時の生活がイメージしやすいので楽しめます。その為、展示室に入る前に見ても理解できる内容となっております。
展示室
展示室では古代のお金から現代のお金までの変化の流れを見ることができます。紙幣や貨幣の現物があるとやはり分かりやすくワクワクしますね。ですので子供さんがいる家族連れの方も非常に多く来館していましたし、子供さんも興味津々で展示品を見て回っていました。
貨幣博物館の見どころ
そして1つ目の見どころというと、やはり過去から現代までの紙幣や貨幣が見れるところです!
富本銭や和同開珎という名前はお聞きになったことがあるかもしれませんが、それ以外にも多くの貨幣が展示されているので全く飽きません!そして紙幣も様々な種類が展示されており、9割以上は見たことがない紙幣だと思います。
こちらは貨幣博物館に置いてあるパンフレットの一部になりますがご存知のものはありますでしょうか。
貨幣博物館には外国のお札も含め、数十〜数百ほどのお札を見学することができます。(展示品は全部で三千点)
2つ目の見どころは、偽造防止などの技術を知れることです!
実は偽造防止の技術は昔から使われているのはご存じでしょうか。(これも貨幣博物館に行けば詳細に見れます!)
お札の透かし技術や小さい文字を入れることは昔から行われていて、それが現代のお札にも反映されているのです。
数百年も前の人の発想と技術が未だに受け継がれていることに感嘆してしまいましたね、、。
知らなかったので個人的に見どころとさせて頂きました。ぜひ皆さんにも貨幣博物館で見て頂きたいです。
このように貨幣博物館には見どころがたくさんあります。下記で述べる体験できることも見どころの一つです。
貨幣博物館でしか味わえない見どころを見て体感してみてください。
貨幣博物館では一億円の重さ体験ができる
貨幣博物館では日常生活ではほぼ縁のない一億円の重さが体験できます!その重さは10kg!
10kgと言われてもピンとこないと思いますが、普段持ち歩くことが多い1,000円札の重さが約1gなので、実際に札の枚数を想像してみると途方もない金額&重さですね。
また、一億円だけでなく千両箱が持てる企画も行なっています。千両箱の重さは一億円の倍の20kg!実際持ってみましたが、20kgの重さを持ち運ぶのは現実的ではありません。
なので昔の人は旅に行く際、小判を持っていき現地で細かいお金に変えていたようです。その銭さし(小さいお金に紐を通したもの)も実際に持ってみて当時の重さを体験できますので、是非持っていただき当時の生活に想いを馳せていただければ想像だけでも楽しめると思います。
見学を終えた後はお土産コーナーへ!
展示室出入口すぐのところにあるお土産コーナーでは、紙幣タオルや紙幣ハンカチ、Tシャツなどが売っています。他にも紙幣や硬貨をモチーフにしたお菓子も売っているので、展示室の見学が終わった際にはお土産コーナーの方も見学してみてください。
ちなみに紙幣フェイスタオルは現在の紙幣の肖像画モデルで販売されていますが、2024年に新紙幣に変更されたらもしかするとデザインも変更されてしまうかも知れませんね。※以下のお札が新紙幣です▼
そこまではまだわかりませんが、現在のデザインが欲しい方はお土産コーナーにお立ち寄りいただければと思います。
貨幣博物館で催される展覧会
貨幣博物館ではその時々によって異なる展覧会を開催していて、現在は『水辺の風景と日本銀行』 が観られます。
日本銀行創設140周年にあたる2022年、明治初期に試行錯誤の中で、貨幣・金融制度が整備されていき、1882年に中央銀行・日本銀行が誕生するまでの歩みを、江戸後期から明治初期の日本橋川沿いを描いた錦絵と共にご紹介します。
引用元:貨幣博物館
電車がない時代なので日本橋川は物流や商業の中心地でした。その日本橋川を含め周辺がどのように変化してきたかを観られる貴重な展覧会となっています。
こちらの展覧会は12/4(日)で終わってしまいますが、12/9(金)からは新しい展覧会『おかねのガジェット』が催されます。
現代に移り変わるにつれ折りたためる小さい財布やキャッシュレス化など、昔の生活とはずいぶん変わってきている現代生活。そんな生活から後々見なくなってしまうであろうお金周辺のガジェットを紹介してくれる展覧会となっています。
今回の展覧会『水辺の風景と日本銀行』を過去から現代とするなら、次回の展覧会『おかねのガジェット』は現代から未来にかけての展覧会となりそうですね。
『おかねのガジェット』は2023年3月5日の日曜まで開催しているのでこちらの展覧会もご興味ある方はぜひ訪れてみてください。
貨幣博物館へのアクセス
貨幣博物館は三越前駅からB1出口から1分ほどです。
開館時間は9:30~16:30のため、ぎりぎりでの入館は見学時間が少なくなってしまうのでご注意ください。
【まとめ】貨幣博物館は有料クラスの展示内容なのに無料で学べる!
貨幣博物館は有料でも良いくらいの展示内容になっていますので、是非訪れていただけたらと思います。
お金の歴史ということで興味はある方もいらっしゃると思いますし、実際に昔の紙幣や貨幣を見ながらの見学は思ったよりテンションが上がると思います!「博物館」ということで敬遠されがちかもしれませんが、子供さんがいる方には楽しみながら学べるのでおすすめの博物館です!
それでは最後までご覧いただきありがとうございました!